Q-2給与が減ってしまったことから、クレジットカードの支払いが滞ってしまいました。すでに1カ月半ほど滞納しています。この場合、ブラックリストに名前が載ってしまうのでしょうか？

A-2クレジットカードの支払いを滞納した場合、期間が長くなるほど状況が悪化していくため注意が必要です。

まず、カードの返済日に支払いができないと、翌日以降のタイミングで利用停止になり、カード会社等からは支払いを促す連絡が来ます。連絡は、督促状などが郵送されてくる場合もあれば、督促の電話がかかってくる場合もあります。もっとも、督促を受けてすぐに支払いができれば、再びカードを利用できるようになります。

ブラックリストとは、正確には信用情報に記録される事故情報のことです。事故情報には、その方のステータスに応じて、「延滞」、「異動」といったものがあります。

延滞期間が1か月半であれば、信用情報には「延滞」と登録されます。

「延滞」の事故情報は、61日以内（または延滞分が2か月分以内）に返済すれば、その後信用情報から抹消されます。

しかし、カードの滞納が続き61日以上（または3か月以上の延滞）経過すると、信用情報に「異動」という事故情報が登録されてしまいます。こうなってしまうと、新たなクレジットカードを作成できなくなったり、分割払いやリボ払いの利用が停止されるなど、様々な影響が出てきます。

「異動」の事故情報は、借金の延滞を解消してから5年程度残るといわれています。

延滞期間が61日以上（または3か月以上の滞納）になってしまい、「異動」情報が登録される前に、クレジットカードの返済が苦しくなってきたときは、早めに弁護士に相談して、対処の仕方を検討する必要があるでしょう。

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